TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

日本人の戦争:ドナルド・キーン

文学界2月号 「日本人の戦争-作家の日記を読むドナルド・キーンを今しがた超特急で読み終えた。
当事者共感のようなものを充分感じ取ることが出来た。
文学者ドナルド・キーンは政治を介せずあくまでも水平な天秤で筆を持ち、文学者の筆致を久々に堪能させてくれた。「日本人の戦争」を作家の日記から読み取る着眼が素晴らしい。後年の資料公開を知らない作家の日記は戦争の政治解釈としては、ある意味滑稽であるけれども、当事者共感なくして歴史を語るのは明らかな過ちである。ましてや自己盲信の神の視点で、過去や故人を断罪する権利など誰にも無い。歴史を前にちっぽけな個人は決して法ではありえないからだ。だからといって個人の意見を抑圧するつもりは全く無い。視点を変えたあらゆる意見が交わされる中で、自ずから真理の道が見出されるであろうことを願っている。論理と真摯な検証の積み重ねが歴史に正しい歩を歩ませるだろう。ただ歴史は時の流れの中で常に複眼でなければならないし、また歴史には、時の流れのように到達が無いことも忘れないでおきたい。

・・・・・追記:2011年4月18日・・・・・
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