TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

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歴史をさかのぼって説明責任を果たさなくては。

張作霖爆死事件の如き、満蒙の当時の事情を知っている人には、故田中総理大臣初め当時の内閣諸公が何ら感知したことではない、と言うことは、これは申すまでも無く明白であるにかかわらず、民政党のある者はあたかもこれについて、何か故き田中首相が、関係でもあるかのごとき宣伝を敢えてしたのである。(「東亜全局の動揺ー我が国是と日支露の関係、満蒙の現状」松岡洋右著 P.76& P.77)

世論がおかしいと、松岡は気づいていたし、そんなこと(日本の関与は無い)は当たり前だと考えている人たちも多かったように思える。事件はでっち上げだとでっち上げられたのだ。流説の流布のまま、教科書は書かれてきた。いったいどこから?誰から?

仮に東方諸民族に限ってこれを言えば、現に満蒙における20万の大和民族が移民であるなら、2千数百万の漢民族もまた同じく移民である。清朝時代の漢民族に対する満州移住の禁令は、やっと26年前初めて全部の撤回を見たのである。一体ある特定の小地域を割し又は時を限っての除外例はあろうが、およそ一般的に原則的に、自国民の居住往来を許さない自国の領土と言うものの存在を想像し得るか。(P.136 &P.137)

この後松岡は5民族の満蒙における自由、平等を説いている。溥儀は、後に傀儡と言っているが、皇帝の地位を与えられている。領土奪還をしてもらい、インフラ整備をしてもらい、治安維持をしてもらい、産業興隆のための良質な労働力を提供してもらい、教育をしてもらい、独立まで与えられて、傀儡も何よりも、そもそも真の皇帝ではどう考えてもありえない。傀儡以外の何者でもありえなかったのは、自らの実力の結果、事実の結果以外の何物でもない。日本が植民地主義を肯定する国家であったならば、もっとすっきりしたやり方があった筈だ。(大東亜共栄圏にしても、共栄と言うのがVisionであって、領土拡大主義、植民地主義が根底にあるのではない、ことを証明していかねばならない。西洋の列強には考えの及ばぬところ、理解の届かぬところなので、証明に時間はかかるが、ここは一番大事なところだと思う。)

:(西洋人にはどうしても理解できないこの、お人よしぶりはどこから来たのか、考えてみた。薩長連合は新幕府を造らなかった。維新は革命ではないのだ。日本には転覆し支配し植民地化する西洋的あるいは古来以来の中国的意思はなかったのだ。だから易々と皇帝を迎えたのだ。この発想は維新の発想だ。列強に啄ばまれさらに”滅満興漢”の言わば完全死に体の清国を、再興しラストエンペラーに大政奉還しようとしたのではなかったか。そこにアジアの五族協和の、これ以上、民族間で争いあうことのない豊かな国を造ろうとしたのではなかったか。植民地支配とは根本的に異なる”共栄圏”をこれから建設しようとしたのだ。日本政府にあったのは、維新(薩長連合)の発想の延長だったのではないか。死に体の混乱の中国をアジアの仲間として救おうという誠の発露ではなかったか。):

満州が傀儡でしかなかったのは、日本の真に望むところではなかった。(領土奪還力、治安維持力、危機に際しての防衛力の無い独立国はありあえない、と言うこと、はいつの時代においても確固たる事実なのだから。日本に非があるとすれば、早々と独立を認めたところだろう。)

この「東亜全局の動揺」と言う本は岡山県総合文化センターからお借りした。今日が返却日。読む時間が無かったので、所々拾い読みした。円マーク.35と書いてあり、35円かと思ったら、定価35銭。出版は先進社。多くの方にお読みいただきたいので、やや乱丁がありますが、紹介しておきます。昭和6年9月25日発行。

満州国WIKIPEDIA

もうひとつ、中国人、たとえば、蒋介石、孫文、はたまたロシア革命のときのスターリンに資金協力をした、理念に燃えた、純粋な日本人も何人かは存在したし、彼らもまた日本の知と財力と人情に縋った。日本人は策に欠けるが太っ腹で理想に燃えていたのだ。
最近「三国緩衝地帯論(朝鮮・東シベリア・満州を合わせた地域をまとめて、武力を持たない緩衝地帯とし、紛争を未然に防ごうと言う東アジア広域圏構想)」をもって、実際スターリンに直談判をした日本の政治家の存在 (追記:2012年7月7日:『惑星が行く 久原房之助伝』に詳しく書いてある。私はこの本を久原房之介氏の孫、シャンソン歌手の石井好子さんから贈呈していただいた)を知った。機会があれば、紹介したいと思っている。
日本は西洋列強のような、獰猛な、東洋人を人とも思わないような、帝国主義者、植民地主義者ではなかった、ことのひとつの証明になればと願っている


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