TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

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放置した二つの謎 その後

最近の記事で深く考えずに放置した二つの疑問がある。
1)Tel Quel japon過去記事
 OSS & William Donovan 未完:記事の後半に追記している中西輝政氏の「民族の栄光」としての戦争、に関して、「昭和18年からの2年間を「日本の最良のとき(ファイネスト・アワーズ)」と断言するのはあまりにも嗜好の独善的陶酔に浸りすぎてはいないか」「後に生まれた後続の者が体験しないあの2年間を「日本の最良の時」などと、どうして言えるのだろうか?」
2)Tel Quel Japon過去記事
  World War 2 Manchuria Battle :ここで「どうして、この重要発言が聞き流され、大反響を呼ばないのか、不思議である。」と疑問を呈している。さらに
  Tel Quel japon過去記事
  大東亜共栄圏今昔:「やはり身体には転向者の血栓が張り付いていて、大東亜戦争と表裏一体の大東亜共栄圏構想を、恥じておられてどうしても肯定できずに、ソ連や中国共産党のスパイ大作戦のバックボーン思想にくっ付けて挙句に癌のように右派として祖国から切り取ってごみ箱行きとされた。何でもない問題のように見えて、これは大きな根本的問題である」と追い討ちをかけて問題を提議している。こちらは伊藤隆教授のご発言に関して。
・・・・・・・・・・・・・・・・
1)の正論2012年新年号の中西輝政氏の記事に関して共感する真正保守からの声は聞いたが、net上で話題になったことはない。ところが偶然とんでもないタイトルに出会った。
a)侵略国家ロシアの工作員・中西輝政京大教授
元記事はこちらのようだ。
A)「中西輝政」論文の本当の執筆者はロシアKGB(SVR)である:

これは、大東亜戦争1937年から1945年,を最大限に美化して、反米民族派を生み出し強化していくことを狙う、KGB(SVR)と中西氏による思想工作、情報戦である(とあるから、私の方向とはまるで違う。) 『正論』12月号、1月号の前記「中西論文」は、既に公けになっているゾルゲや尾崎秀実や、このグループの一員である西園寺公一らを批判するが、最大の大物・近衛文麿の正体を隠したのである(と書いてあるが、前から言うように中西氏は数年前までは近衛スパイ説を取られていたから、この筆者の推量はお門違いだ。ただ、日本人が地獄を見た昭和18年からの2年間をファイネスト・アワーズなどという発言は、即ち戦争の本質を叙情で解説しようとすることは、入院を必要とするほどの末期的な狂信ぶりだ、と言わざるを得ない。この幼稚さ、正気の欠損がどれだけ日本人の覚醒を妨げてきたか、妨げているか、少なくとも一度は思考を振り当てていただきたい。文芸評論ではないのだ。1)の謎に関してはこれをもってTel Quelの結論としたい。)


2)の伊藤隆教授のご発言に関して。ここで大森勝久氏の文章に話を戻す。もう少し読み進むと、「左の左翼」と「右の左翼」という言葉が登場する。さらに進むと「革新勢力が唱えた「反共」は、祖国と天皇制をめぐっての対立からであり、それ以外では、既にみたごとく、革新勢力自身も(民族)共産主義であったのだ」に出くわす。そして「大東亜戦争を主導したのは、スターリンと密通していた近衛文麿を筆頭とする左の左翼であった」と、これは新しくもない。さらに進む。「日本が「ハル・ノート」を拒絶したのは、日本が左右の左翼によって侵略支配されて、「天皇制」社会主義国という「左翼反日国家」に革命されてしまっていたからだ。自由主義国家・資本主義国家である敵国の米国の要求だから、拒絶しただけである」これは新しい。そして最後の部分ではあっと驚く。「それは、鈴木首相が「構成員会議」で意見の一致をみたとして、「ソ連に貢ぐものとして挙げた領土」を見れば明らかだろう。さらに近衛文麿は「特使」として、「白紙」状態でモスクワへ行って、スターリンと交渉することになっていた。近衛が、種村大佐が『今後の対「ソ」施策に対する意見』で述べていた、南樺太、台湾、琉球、北千島、朝鮮、もちろん満州、内蒙古、支那、仏領インドシナ、蘭領インドシナなど全てをソ連に貢ぐつもりでいたことは明白である」!!!途中がもたついて複雑怪奇だったが、要約すると2)の伊藤隆氏のご発言とぴったりと重なる、ではないか。
さてこの、大森勝久氏であるが、死刑確定囚なのだそうだ。そして伊藤隆氏と同じく現在は転向者、愛国右派である。終戦に関する伊藤氏の説も開戦に関する大森氏の説も、もし万一事実認定あるいは証拠提出があれば、歴史は大きく書き換えられるだろう。しかしその方向では誰も望むまいからその可能性はほとんどない。見直しに十分な証拠自体もないだろう。その上いまや東京裁判が国体を支えている構図さえうすら見えるからなおさらである。結果が同じ東京裁判を2度繰り返しても意味がない。
・・・・・・・
私見を述べると、ハルノートをみて青天の霹靂だと驚いてみせ、開戦やむ無しとしたことに関して私は前からそれをその人物の演技だと考えている。それから一年半以上も終戦の仲介を本気でロシアに委ねていた事実に関して、日毎に疑問が膨れ上がっていたが、彼らの説を取ると、面白いほどにすんなり納得できる。そろそろ前から伏せていると公言している「トンデモ説」を公開してもいい時期かもしれない。また蛇足であるがTel Quel Japon過去記事にも出てくる佐藤尚武駐ソ大使のこともついでに思い出した。個人攻撃をするつもりはないが実に奇妙だ。その奇妙さは伊藤・大森説をふりかけると、手品のようにたちまちに疑問は氷解する。
最後に転向者大森勝久氏の転向記を出しておこう。

国民の一部分が、左翼思想に洗脳されていくのを防止するための思想的、理論的な活動はほとんどされてきていない。保守派自身がそういう思想と理論をちゃんと持ち得ていないのである。左翼思想を明確に否定しえないということは、保守思想自身の未熟さの現われである。


血栓のある転向者にこう言われるのは情けない。次回はその保守思想の未熟さについて、行きがかり上、多少検証してみることにする。
(追記:ほかの記事が割り込みそうなので、次回というわけにはいかなくなった。そのうちに、と訂正しておこう)
・・・・・重要緊急追記:2012年8月22日↓・・・・・
保守としての体をなしていなかった戦後日本の保守論壇by聯合艦隊


・・・・・追記:2012年8月5日・・・・・
対ソ終戦工作に関して、面白いblog pageを見つけた。字が小さく文が長いので、読むのに大変苦労した。しかし実は何度も繰り返して読んだのは、ここで話題にしている対ソ終戦工作に於ける、日本がソ連に申し出た条件の異様さが(伊藤氏大森氏とほぼ同様)繰り返されていたからだ。対ソ終戦交渉は想像を絶する異様さだったことは、間違いないだろう。他にこれ以外の説がないのだから。ただこのKNブログには、伊藤氏のような日本に巣食ったコミンテルンのスパイたちや、大森氏の「日本が左右の左翼によって既に侵略・革命されていた」というような、興味深い説は、どちらも誕生遥か前の状態で、欠損している。繰り返して読んでもう一つ気になったのは、噛み砕いて優しくバランスよく書かれているが、視点が小説家の所謂神の視点であり、天皇やスターリンやルーズベルトの気持ちや考えまで独善的に余すところなく書ききってあり、創作臭、作家臭が強く立ち昇ったことだ。推論大いに結構だが、歴史上の主人公の心や頭の中にまで立ち入ってそれらを勝手に操っては、もはや小説と成り果ててしまい、興味が削がれる。クリックされる方はその点をお忘れなく。

・・・・・追記:2012年8月6日・・・・・
このペイジ、大変入り組んでいてあちこちに飛んでみたりしていますが、後への繋がりを考え、現時点でまとめると、対ソ終戦交渉に関しては、伊藤説大森説などが内容的には一番有力だということに行き着くと思います。日本国側交渉者たちは、ソ連シンパ、天皇制社会主義者たちで満ち満ちていて、「スターリンの仲介でアメリカと講和した後、ソ連と同盟関係を結んで満州や占領中の中国の利権を譲渡し、ソ連の南方進出を援助して、米英と対抗していくという構想を持っていた。その新同盟には中国、しかも国民党ではなく中国共産党も加えるつもりだった」ということになると思います。何のために、ここまで譲歩するのか。終戦交渉に関して日本が頑なに譲らなかったことは、一つしかありません。

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  • 2012/07/30(月) 17:19:38 |
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  • 2012/07/31(火) 01:27:19 |
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  • 2012/07/31(火) 16:07:06 |
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