TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

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Food for Thought (1)

長くなるので前回の記事と切り離した。表面を見て責任を騒ぐのではなく、根底にある勘違いの原因を考えてみた。できるだけ簡潔に書きたい。
どの国にもある戦時報道部の危険な仕事を理解しなければならない。大日本帝国陸海軍の戦争を記録するにあたって、後世それが国家を辱めるような記録はまず絶対に残さない。だから日本の戦争filmが登場するからと言ってそこに「悪行を尽くす軍隊」や「後世の日本人をいたたまれなくする恥ずべき姿」が現れる筈はない。学校の先生(日教組ではない)が推薦した第二次世界大戦のfilmだからと言って、この筆者はみる前から緊張し怯えすぎている。それはこの人の血液の中で自虐史観が血栓のようにどうしようもなく存在しているから、大日本帝国の戦争のすべてを何から何まで心の中で拒否し否定し隠したいという気持ちがあるからだろう。それと、中韓に騒がれ続けてきたので繰り返された「日本国民虐待」への恐怖が強く意識下にへばりついているのだろう。くわえるならば、NHK売国放送局への潜在的敵意だ。NHKが関与した恐るべき「黙示録」、というタイトル、そして役者に演じさせてまで虚構をつくる再現filmだという決めつけ、が何よりそれを説明している。今回の正論の筆者をはじめ、驚くほど多くの日本人がfilmも見ないで、自分の感想も述べないで、即ち一切の検証を省略して強く共鳴し、いきなり拡散したり引用したり自説に利用したりしている。これは敦子さんだけの問題ではなく、多くの保守系日本人、特に年を重ねた後の転向者の実態だと看破すべきだ。
先にも書いたが、旭日旗や軍服騎乗の昭和天皇、皇居の前の土下座、子供に対する武士道精神の奨励、これらが、恐るべき黙示録の「恐るべき」に真っ先に含まれている、この原因は何なんだろう。結局は第二次世界大戦を戦った大日本帝国を誇りを持って振り返ることが全くできていないのだ。「悪魔の軍閥」「悪の軍国主義」「侵略国家日本」が心の中で苔むして、国内外からのそれに対する非難には、ようやく反発は出来るようになったが、本心はそんなものを目の前に突き付けられたくはない、見たくない怯えで一杯なのだ。
もう一度これを見ていただきたい。「この番組は、在仏邦人の名誉と尊厳を緩慢に殺傷する力すら持っている」と書かれている。文章の中で、優しく言葉をかけてくるフランス人は登場するが、放送の後にらまれたとか、因縁をつけられたとかの実被害は、一切発生していない。妄想による不安だけだ。したがってこの一行は完全に文章から浮き上がってしまっている。はっきり言うとこの一行こそが捏造なのだ。このあたりは映画を見なくても、フランス語がわからなくても、少し冷静に文章を読めば誰にでもわかる筈だ。私が編集者なら、ここで「ちょっと待てよ」となって、6時間番組の企画・構成・担当者・内容などに当然チェックを入れる。編集者の資質云々をするつもりはない。編集者も、日教組教育の深い刷り込みの亡霊に取りつかれた犠牲者だと了解しよう。保守を任ずる人々の大部分が亡霊の恐怖から解放されてはいない。これでは第二次世界大戦を戦った日本人精神には、理解はおろか、近づくことさえできない。偽りのない実写filmを見て「卑劣な日本人の残虐非道な映像」と感じることしかできないのが自称保守の実態である。「倒れた捕虜を日本兵が刀で脅す描写があった。日本兵の形相は安直な映画に出てくる未開の人食い人種さながらであった」というのはこの筆者の恐るべくしぶとい反日私感に基づく印象に過ぎない。刀を抜き大砲を撃ち、領土を拡大し「バンザイ」を三唱する映像を見てその場面にその兵隊たちに感謝と感激を感じることのできない日本人を、愛国者とは呼べない。彼らは戦争をしているのだ。兵隊でありサービス業従事者ではない。この文章の根本的奇怪さに、全く気付かず、拡散に飛びついた多くのブロガー達には、再考を求めたい。
ナレーションに関して、自己判断をできるようになってから聞くようにと私は書いているが、まずいなと思ったのは、南京虐殺とアジア侵略の部分だ。不快を感じたが、これとてこのfilmで初めてinputされた解釈ではない。もういやほど聞かされている。日本の教科書にも書いてあるし、日本政府はそれに関して謝罪までしている。日本自身の昔からの捏造である。filmのナレーションに苦情を入れても「日本の歴史を知らない日本人」扱いされるのが落ちだ。自虐史観は字のごとく自らを虐げる歴史観である。外部に抗議し説得できるものではない。全体的に言えばこの放送は映像編集と言い、ナレーションといい、日本の学校教育が日本の近現代史になすりつけたヘドロをかなりすっきりそぎ落としてくれている。それは番組を見ればわかる。だからこそ学校の先生が「いい番組だ」と推薦してくれたのだ。フランスに於いては日本国はアメリカ国ほど嫌われてはいない。「連合国側に住んでいながら、人種的に卑屈になることなく暮らしてゆけるのは、昔の日本の兵隊さんが真面目に任務を遂行してくれたおかげなのだ。

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