TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

The Age of Dictatorship: Europe 1918-1989 Stalin and his imitators

The Age of Dictatorship: Europe 1918-1989 - Stalin and his imitators
日教組の自虐史観教育を受けた者たちが現在政治の前面に登場してきた。あの学園紛争の時代から考えれば、保守もかなり頑張ってきたともいえるが、いかんせん、未だに慰安婦問題だの南京虐殺だの、真珠湾のだまし討ちだの、謝罪せよだの反省せよだのとの声が、国外もさることながらむしろ国内から聞こえてくる状況を考えると、全く40年前と何も変わっていない、1ミリの成果もあげていない、むしろ政治の現場では、自虐史観論者たちに絡み取られている現実があるだけだ。新しい資料解放のおかげで、コミンテルンのスパイ工作が明らかに見えてきたのは大きな成果だが、Stalin and his imitatorsの内容が大きく取り上げられ、一般にまで浸透しているとは言い難い。理論武装としてはこのあたりは入門編に近い。基礎としてそこを拡散することを忘れてきたような気がする。

Todor Zhivkov
Walter Ulbricht
Erich Honecker
János Kádár
Nicolae Ceausescu
Władysław Gomułka
Josip Broz Tito

前半の方は期待通りなのだが、後半からどうしたわけかヒトラーとフセインの比較が始まる。間違いとは言えないが、ヒトラーとフセインの比較は、イラク問題に関するイギリスの論法を改めて感じる。驚くとともにがっかりした。ケンブリッジにせよハーバードにせよ東京大学にせよ、御用学者が多いのだろうか。逆に影響力の強い学者が政策を決定しているのだろうか。話者はthe University of CambridgeのRichard J. Evans名誉教授。
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この人の登場するCross Talkという激論番組(人の話への割り込みが認められている)を探してみた。
CrossTalk: Nuremberg Justice
Nuremberg Justice :時間が短いので各ゲストの顔の違いも判らないうちにやかましいという印象を残して番組は終了する。ただ時々、この発言ベイスが全然違う、とてもおかしいと思う吃驚発言も出てきた。エェー!


    以上は2012年1月12日入稿
・・・・・追記:2012年1月14日・・・・・
The Age of Dictatorship: Europe 1918-1989 Stalin and his imitators、を再度聞き直してみた。感想は前回と同じなのだが、Sinatra Doctrineという言葉に気づいた。非常にわかりやすい。ちょっとやそっとの抗議デモであのソビエト連邦が崩壊する筈がない。ベルリンの壁が壊れる筈がない、不思議に思っていた。わかりやすく言えば「ホームレス中学生」のお父さんによる家族解体宣言に似ている。お金がないから、子供も一人ひとり自分で生きていってほしい。ソ連は倒産したお父さん、非常にわかりやすい。
Sinatra Doctrine:

前回「理論武装としてはこのあたりは入門編に近い。基礎としてそこを拡散することを忘れてきたような気がする。」と書いたが、スターリン批判ののちも、ソ連が何をしてきたか、どんな国であるか、私たちの世代はつぶさに見てきている。ブレジネフの悪人顔さえすぐに思い出すことができる。私も志を同じくするきわめて少数の同志たちも、そこが入門でそこをしっかり押さえてから出発している。しかし考えてみればこの4,50年、南京虐殺はどうの、従軍慰安婦がこうの、A級戦犯の分祀がどうの、政治家の靖国参拝がこうの、という(投げかけられた)議論に対応するのに必死で、肝心な基礎を飛ばして、議論に参加してきている人が多いような気がする。今年成人式を迎えた人たちは、プラハの春がどうの、ベルリンの壁が冷戦がどうのこうのといっても、何の実感もないに違いない。あるのはただ、南京大虐殺がどうの、従軍慰安婦がどうの、平和を憲法死守がどうのと、それが頭の真ん中に来ているに違いない。忌々しき事態だ。
ケンブリッジの Richard J. Evans氏 の講演、このあたりで(前半だけでいいので)若い人たちが聞いてみるのも、いいかもしれない。連合国とは、60数年前にこのソ連という国を必死に守り育てるために、スクラムを組んで日本をたたき潰そうと戦争を仕掛けてきた国々なんですよ。今の国際連合の前身なんですよ。その国連においては未だに日本は敵国で卑怯な悪の枢軸国で、奴隷のような敗戦国で、そこに首相がいてもほとんど写真にも写らない、あって無い国扱いで、それでも黙って、番頭のように金銭の用立ての際だけ、そういえばと、拒否権を持った主要五か国(この安保理の部屋にあるなんともイルミナティー的な図柄のアンバランスに大きすぎる絵、ふざけてますね)に思い出してもらえる程度の国なんですよ。嫌かも知れないけれど、時には全身鏡に自分の姿を映し出して、希望や自惚れを排して国際社会のパラダイムで客観的自己把握をしなければ。そうすれば、どう体質改善しなければならないか、何に着手すべきか、いかに生きるべきか、すぐにわかる筈。


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