TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

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1931年9月19日朝

1931年9月19日、青山の自宅にいた松岡は朝刊で柳条湖事件の勃発を知った。そのころ「東亜全局の動揺」という著作に打ち込み、完成寸前だった。事件を知った時の衝撃を「東亜の全局の動揺」の校正後記に記している。
「松岡洋右ー悲劇の外交官(上)」P.110&111より抜粋

朝刊が来た。目を見張った。が、次の瞬間力なく校正の赤鉛筆を放り出して、我知らずうなじを垂れた。外交は完全に破綻した。威力は全く地に落ちた。世界を挙げて我が勢力の存在を認めていた筈の満蒙で、このていたらくは何事であるか。(中略)こんなことを防ごうと思えばこそ筆を執った。もう校正する勇気もない。砲火剣光の下に外交はない。東亜の大局を繋ぐ力もない。やんぬるかな、ああ。
9月19日朝、奉天付近における日支兵衝突の報道を読みて。
著者識す

これを読むと柳条湖事件について、陸軍からは松岡になんらの事前通報がなかったことがよくわかる。・・・
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言われていたような企みが、元々なかったとしたら、陸軍自身、事前通報など、そもそもしようがないのではないのか。柳条湖事件は、本当に突発的な事件だったのではないか。あるいは逆に嵌められたものではないか。
I am mentioning this at this stage not to say which side was right and which wrong. I am simply pointing out, in support of the hypothesis advanced by the Japanese that Mukden incident was engineered by the Chinese, that even by the absence of military preparedness on the part of China the hypothesis is not altogether excluded. (Pal判事もこう記している)さらに
Further, if we are to build on this apparent military preparedness of the Japanese side, we must not ignore any possible preparedness on the Chinese side in some other respects. Preparedness, after all, depends upon what the party may be preparing for. The Chinese side might have been conscious of their relative weakness in military strength and therefore instead of counting upon their own military recourse, might have counted upon international intervention for the solution of their Japanese difficulties in Manchuria. They might not have been inadequately prepared for securing such international intervention.(Pal判事はこうも記している)
この衝突は日本軍が戦闘行為拡大の口実に引き起こした、と一般にはされてきたが、ならば、逆に武力に劣る中国側が国際連盟に泣きつくための口実にすることも出来た衝突だった、という見解も成り立つと言うことだ。結果から見れば、後者が成功して、日本は孤立していったのだった。
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PAL判事のことを知らなかった方は以下のリンクをご覧ください。
ラダ・ビノード・パール
Radhabinod Pal
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闇の夜を照らすひかりのふみ仰ぎ こころ安けく逝くぞうれ志き
東京裁判で絞首刑になった木村兵太郎が、PALに感激して詠んだ歌である
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