TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

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「諸君」4月号:重鎮・直接対決(2)

参照1:「真珠湾の審判」ロバート・A・シオボールド著(The Final Secret of Pearl Harbor)
参照2:「真珠湾の真実」ロバート・E・スティネット著ールーズベルト欺瞞の日々ー(DAY OF DECEIT-the Truth about FDR and Pearl Harbor-)
参照3:「真珠湾」G・モーゲンスターン著ー日米開戦の真実とルーズベルトの責任ー(PEARL HARBOR-The Secret War-)
参照4:「真珠湾の裏切り」ジェイムズ・ラスブリッジャー&エリック・ネイヴ著(Betrayal at Pearl Harbor-How Churchill lured Roosevelt into WWⅡ-)
参照5Tel Quel Japon過去記事:Pearl Harbor

第4ラウンドは西尾氏のジャブがたまたま秦氏の鼻頭にあたり秦氏出血、ドクターチェックがはいった。「太平洋艦隊へ出航命令を出しておけば、日本の空撃ちになる。犠牲も出さず大義名分も成り立つ」という秦氏のお得意のセリフが来た。これを切り札のセリフにしていると前にも書いておられた。「真実の大被害だけが巨大な政治的効果を生むのです」と西尾氏があきれかえって反論されている。秦氏は、子供でもあるまいに、本当にこの切り札で議論が通ると思っておられるのだろうか。
たとえば1940年11月14日のCoventryの空爆をお忘れだろうか。One Night in November(資料1資料2資料3:)という舞台でも見て、噂されるその政治的意味を思い出していただきたい。どれほどの空爆であったか、Film資料の方も御覧下さい。RooseveltはCoventryのChurchillをそっくり真珠湾で自演したのかもしれない。
またイラン・コントラ事件の下地にもなったイランアメリカ大使館人質事件を思い出していただきたい。新しい大統領が華々しくデビューするために、その演出のために、人質の解放を敵対国と裏取引してわざと遅らせる、アメリカとはそういう国なのだと言いたい。アメリカやイギリスの政治的権力者は、個人的にも国家的にもいざと言う時の発想が日本人とはかけ離れている。
ドクターチェックで改めて驚いたのだが、秦氏は、真珠湾攻撃が敵方のシナリオ誘導であったことを未だに否定されている。上の参照の1~4までは私が最近手にした書籍である。すでに秦氏はお読みと思うが、どうやら書き手の虚言だと思われているようだ。第6,7ラウンドで西尾氏が取り出された幾多のVenona filesにしても、秦氏は都合の悪い資料には、正否を判断する前に、読み込む意思を閉ざされておられるように思えてならない。歴史家の歴史に対する姿勢が特別なのはよくわかるが、相手のパンチの前に顔を突き出すような、視野の硬直化が気になったラウンドであった。

参照: 西尾幹二氏Blog
News: 今2ヵ月後の「諸君」廃刊のNewsがはいった。新聞も雑誌も生き残りが厳しくなってきている。製造業や金融業に続いて競合を避けるための統合段階に入るのだろう。日本国に関する秦氏の言を借りれば「能う限りの衰亡を遅らせていくという立派な戦略」?が新聞にも雑誌にもまだあるぞと、笑っていていいのだろうけれども。
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追記:3月10日:「諸君」4月号:重鎮・直接対決(3)
7ラウンド以後も双方に疲れは見えず、特に秦氏が数多い大きなパンチを繰り出されたが、ほとんどが空を切った。西尾氏はカウンターをあわせるチャンスをみすみす見逃されてしまった。それでもカウンターは8ラウンドに一度決まった。「現在の目で過去を見る専門家の視野では、正しい歴史が見えない」というパンチである。効いたのか効かなかったのか秦氏の回復は速かった。二人の重鎮に判定をするのは無礼だと判断し試合はドローと決定された。感想としてはお二人の立ち位置の違いが浮き彫りになった試合と言える。歩み寄る気配は永遠に無いだろう。
秦氏が最後に-これからの日本は世界の覇権争いに首を突っ込むのではなく、石橋湛山流の小日本主義の道を行くと言う手もある。博打は打たないで、大英帝国のように『能う限り衰亡を遅らせていくというのは、立派な国家戦略だと思います』ーと発言された。そのような日本の未来を立派な戦略だと思われる秦氏と、それが国家戦略としたらおぞましくかつ最低だと思われる西尾氏側と(実は私自身の意見です)、その点にこそ論点の相違が集約されているように感じた。歴史の真実とか、歴史家の領域とかとは、全く何の関係も無い。

テーマ:気になる本・雑誌 - ジャンル:本・雑誌

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