TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

正論 2008年7月号 田中英道氏 論文

偶然見つけた文章なのだが、よくわかるようで、かえって裏付け確認の必要を感じている。正論2008年7月号でも、重要度に比して扱いはあまりよくない。タイトルは「憲法に『象徴天皇』を残した共産主義者の陰謀」-それはマッカーサーとの会談で決まったのではない。彼らの「天皇制利用計画」を暴く。」
この記事にはどれくらいの、またどのような反響があったのだろうか?それとも正論の読者は「無視」?
小見出しを書き出すと「戦時中から『憲法の中身』を知っていた野坂参三」、「軍部への対抗軸として天皇制を利用しようとしたOSS]、「『42年テーゼ』ともいえるOSSの『日本計画』」、「アメリカは中共をなぜ支持したか」とつづく。興味のある方は、2008年7月号の「正論」をお読みください...

探しに探してネット上にこういう資料を見つけた。すでに何度かリンクした加藤哲郎氏(一橋大学・政治学) のサイト。1~6のリンクをたどると、内容のおおよそがわかるだろう。またネット上にはこの文章に関してこれ以上の裏付け資料は無い。
No.1: (No.2): No.3: No.4: (No.5): (No.6)
・・・・・追記:2011年2月13日・・・・・
今、加藤哲郎著「象徴天皇制の起源ーアメリカの心理戦「日本計画」」平凡社新書刊を読んでいる。要点は上のNo.3にほとんど書かれている。興味のある方は本を、興味があっても時間のない方はクリックを。
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吃驚はしているのだが、資料が多いので読むうちに眠くなってきた。ルーズベルトもコミンテルンも、毛沢東も蒋介石も野坂参三も、違うのは名前だけ、と思えてきたのは、やはりそんな眠気のせいだろうか?
利用、利用計画とはどう言う事だろう、と思われる方には、田中英道氏の文章を直に読まれることを再度お勧めします。

追記:2009年2月11日
後の世代の私達は『象徴天皇』の概念にあまりにも慣れ親しんで来たので、まずこのタイトルを見て、違和感を感じた。しかしそれ以前の世代の方達にとって『象徴天皇』は太陽が西から昇るくらいのパラダイムシフトであったに違いない。1942年6月3日の段階から既にOSSの「日本計画」があったとすれば、「国民の総意に基づく」筈も無く、けれど誰の本意であるかもわかりにくい。ただ敗戦、戦後支配がノストラダムスの大予言並に現実のものとなっている。これでは現代日本人の大半は、神の視点で誰かが書いたStoryの登場人物になっているに過ぎない。なぜならあまりにも筋書き通りのセリフを毎日毎日ここかしこで聞き続けているではないか。

どういう反応が多かったのか全く想像できない。あなたの反応は?

私の反応が少し大袈裟すぎる、と思われたかもしれない。思い出したのだ。以前理系出身の男子と私が研究していたフランス革命について、話をしていた時のことだ。
「フランス革命って、言ってもどうせ、軍部に国王が担がれただけじゃないの」とその男子が言ったのだ。卒倒するほど驚いた。革命と言う日本語さへ理解していないと思われるのに、「暴走した軍部の、軍人のせいだ!」という刷り込みだけが行き渡っている。王様が軍部に担がれて、一緒になって革命を起こす(笑い)?理系だから世界史を全く知らないし、文系的思考力が完全欠如しているのだろう。それとも気がふれているのだろうか。それでも、刷り込みだけが、思考の核の中に入っているのだ。ショックが強すぎて忘れることが出来ない。そんな奴は例外だ、と思われるかもしれないが、果たしてそうだろうか?あなたの周りにはいないのだろうか。
たとえば、ゾルゲが日本の平和のために軍部をその知力で欺いてくれたとメロメロに感謝している映画人とか、東京裁判で共同謀議がないなどと主張するのは、往生際が悪いとか、靖国神社にA級戦犯を祀るのは日本人として許せないとか、南京記念館に出かけていきなり卑屈になる旅行者とか、北朝鮮の拉致問題についても、昔日本も強制連行したのだからと取り合わない政治家とか、原爆を落としてもらってやっと軍国主義日本が亡びたと感謝している近所の人とか、日本は侵略国家ではないという自衛隊の幹部に憤りを感じている新聞記者とか、兵隊に行ったおじいちゃんを意味無く軽蔑する孫とか、時間を延長してまで、虚偽の教科書を使って涙ながらに日本軍の悪行を言いつのる社会科の教師とか、政治家の靖国参拝を集団で妨害する報道陣とか、思考の核は空っぽなのに刷り込みだけが染み込んでいる人たち。そんな奴は例外だと果たして言えるのだろうか?

「日本計画」は言うまでもなく、天皇制擁護のためのものではない。日本人精神の荒廃とアイデンティティーの亡命化、祖国愛の消滅、結果としての国体の瓦解をたくらんでいる。ここまでくるとタイトルに陰謀の文字が入っているのは、まさにそのためだとわかる筈だ。

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・・・・・追記2011年1月15日・・・・・・
田中氏も加藤氏も出てきたOSS資料からの報告です。一方は右から、一方は左から。一方は「こういう策略に嵌まっているんだぞ」という警告、一方は「このようにうまく戦後運営はなされてきたぞ」という報告。何れも公文書にあたった方からの報告、くしくも左右から同じ温度のほぼ同じ報告がなされています。面白い現象だと思いました。

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・・・・・追記:2011年1月17日・・・・・
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OSS「日本計画」実行・実証シーン(場面):
OSS「日本計画」実行者となった田中隆吉
・・・キーナンは同感の意を表して、・・・・それから態度がガラリと変わり、うちとけた調子で次のような思いがけないことを話した。
・・・・実は私は日本に赴任する直前に、トルーマン大統領からきわめて重要な指令を受けてきている。そのことはマッカーサー司令官も了解ずみで、東京裁判での一番大きな任務なのだ。
 それは、こんどの裁判を通して日本の天皇に戦争の責任がなかったという結論をうち出すことである。
 また二、三の国から法廷に於ける天皇の証言を求めるような要求があっても、天皇が出廷されることのないようにこれを阻止すること、これが私のつとめなのだ。
 ゼネラル田中、君は天皇を助けるために、私に是非協力してくれるだろうね・・・
 田中は、きのうの敵であるキーナンの口から意外なことを聞かされて驚いた。彼は即座に全面的な協力を誓って、キーナンと握手をかわしたのである。・・・・
上記は以下からの抜粋・引用である

・・・・・2011年2月16日・・・・・
もうひとりの田中隆吉:日本の戦後
GHQとの密約 米内光政
原爆投下も感謝 米内光政
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テーマ:歴史 - ジャンル:政治・経済

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