TEL QUEL JAPON

リビドーの音階が砂漠に死んだヤギの乳をしぼっていく

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Nicholson Baker : Human Smoke

Human Smoke
Tel Quel Japon過去記事、で既に紹介済み。
「諸君」の3月号の西尾幹ニ氏の記事にチラリとNicholson Bakerの名前とこの本のことが触れられていた。改めてこの本を取り上げてみた。
Nicholson Baker: Human Smoke:Book Review
Baker rightly stresses that Roosevelt was anxious for confrontation with the Japanese. Roosevelt's stationing of the Pacific Fleet at Pearl Harbor was intended to provoke them, and the commander-in-chief of the Pacific Fleet, Admiral James O. Richardson, protested against this on several occasions. Roosevelt eventually responded by relieving Richardson of his post.
Rooseveltは日本と対戦したくてうずうずしていた。太平洋艦隊司令長官兼合衆国艦隊司令長官James O. Richardsonは演習の後も艦隊を真珠湾に留めよというRooseveltの命令に納得できずに何度も抗議した。理由は次の3つ(この部分Wikipedia参照
1.真珠湾は合衆国艦隊の主力を駐留させるには施設・防御力が貧弱である
2.米本土から2000マイル以上も離れた洋上の孤島で補給が困難
3.艦隊をこれだけ進出させると日本を刺激して日米戦争の引き金となる
1941年にはルーズベルト大統領に面会して説得に当たったが、その結果Rooseveltによって太平洋艦隊司令長官と合衆国艦隊司令長官を解任され、少将に降格させられた。後任はこのblogにも既に登場したハズバンド・E・キンメルである。James O. Richardsonでは日本と戦争が出来ないと判断したのだろう。
1942年10月に大将の地位は返還され、戦後Richardsonは、統合参謀本部特別委員会委員として極東国際軍事裁判に出席するため来日している。パール判事の反対意見書の真珠湾の部分を、どのような感慨を持って読んだのだろうか?
Nicholson Baker: Human Smoke: Book Review One more page
A year earlier, Baker shows, Roosevelt began planning the bombing of Japan — which had invaded China — from Chinese air bases with American planes and pilots.
The Flying Tigersのことも書かれている。虎視眈々と日本を狙うRoosevelt の眼だ。
Roosevelt evinced no desire to negotiate. In fact, Baker writes, in October he "began leaking the news of his new war plan," with $100 billion earmarked for airplanes alone. Finally, the night before the Japanese attack, Roosevelt sent a message to Emperor Hirohito calling for talks. He read it to the Chinese ambassador, remarking that he thought the message would "be fine for the record."
1千億ドルという数字が大きすぎて俄かに信じがたいが、その金額を戦闘機につぎ込む新しい戦争計画をわざとリークしつつ、14番目の電報を傍受する直前に話し合いを求める文書を日本の天皇に送っている。そして出す前に中国の大使に読んで聞かせこう言うのだ。「こういう記録を残しておけば、こちらには好都合だ」
私が勝手に言っているわけではない。Nicholson Bakerの「Human Smoke」に書かれているほんの一部に過ぎない。日本で発売されれば、ベストセラーの可能性はきわめて高い。
なおタイトルの「Human Smoke」は強制収容所で焼かれたユダヤ人達の人体から出る煙を暗示している。

2009年2月10日 追記
ルーズベルトの工作:非常に重要なペイジを発見した。必読。
pdfを拡大して読むとスクロールの遅さにうんざりするが
Please read:この文章は必読。原文は杉原誠四郎氏の手になる。


2009年2月16日 追記
ルーズベルトから天皇への電報:原文 
アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトから昭和天皇への親書を送ることで戦争を回避しようと考え、自らその草案を書いた朝河貫一という人物をご存知だろうか。上の必読と書いた文章の中には、朝河が実際に書いた「ルーズベルトから天皇へ」の草案が英文のまま掲載されている。マスコミ的には尾崎秀美と同じような扱いを受けている。こういう人物がルーズベルトに「平和の知恵」を与え天皇への親書を書かせたのだろうか?草案は読んでみると実に素晴らしい。もしルーズベルト自身が本心から書いたものならば、日本人はアメリカとの戦争を喜んで止めていた可能性も充分ある。ルーズベルトと朝河の意思に大きな隔たりがあったのか、それとも朝河は単にルーズベルトの参謀に過ぎなかったのか。

「『驕る日本』と闘った男」朝河貫一:日本と闘った?
2009年1月9日と1月25日、BS朝日でこの朝河貫一を紹介する番組が放送された。
増井由紀美氏の朝河貫一研究:1917~1919年
ルーズベルトは日本人ではない、と言うことを忘れてしまったのはどうしたことだろう。それにしても何故彼は自ら書き上げた草案を提案しうる立場に立つことが出来たのだろうか?

・・・・・以上は2009年2月16日・・・・・
・・・・・以下は2012年2月9日・・・・・
Nicholson Baker talked about his book, Human Smoke: The Beginnings of World War II, the End of Civilization, which is a collection of previously published news items from the 1930s and 1940s in the lead-up to World War II. Mr. Baker culled newspapers, memoirs, magazines and radio items to reproduce the feel of the day and discovered several stories that he contended were underreported in the historical analyses of the War. Mr. Baker discussed his book with author and historian Simon Winchester on stage and then responded to audience members' questions. This event was held in the South Court Auditorium of the Humanities and Social Sciences Library.1 hour, 42 minutes

テーマ:洋書 - ジャンル:本・雑誌

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