後ふり追記: «Le Japon souffre d'une grave maladie nationale» Chine-Japon: la mémoire armée: これらLiberationの記事↑が放送の根底にあるような気がする。 仏紙ルモンド報ず & 英紙タイムズ報ず 4つの記事は全部2006年8月16日付け これに下の事実を組み合わせる。 韓国の教育テレビがフランスの制作会社(Hikari Production?)に依頼 8月14日の番組の中の一部にて放送(韓国教育テレビ) 8月18日のフランス公営放送にて(完全版?)ドキュメンタリーとして再放送 9月1日の韓国教育テレビがフランス版を緊急編成した上で再々放送 加藤周一講演会 丸山眞男の「古層論」と加藤周一の「土着世界観」: タイトルの番組は「最近の日本の急激な右翼傾向を案ずる」と言う紹介で、案ずる側の日本人も当然様々に登場する、その人たちの左翼思想を構築し支え意図的にかどうかは知らないが、完全にマインドコントロールしているのが、これら日本の人気思想家及びその周辺の知識人たちの意見ではないだろうか。たとえば、大江健三郎、たとえば、中野好夫、たとえば... 少なくともLiberationの2006年8月16日の加藤周一のinterviewを読めば、彼が日本人学者としてこの放送にLiberationともども肯定的権威を与えていることは間違いない。そのように読めないだろうか?中国、韓国は言うに及ばず、アメリカ、フランス、ドイツを含め、海外で反日活動があるときは、反日現地人と、それと繋がる自虐史観の権化のような日本人の姿が、必ずあるのは非常に残念なことだ。問題の根っこはここにある。
・・・・・追記:2012年6月18日・・・・・ Tel Quel Japon過去記事から引用の引用↓ 私は左翼の議論も、いわゆる保守の議論も、どちらも容認できない。自分の動機の善をひけらかす言動は、生命力の衰退の現れです。これを乗り切るには、自分たちの歴史を知るということ、自分たちの歴史を肯定し、決して悪びれないということ、これが肝心だと、私は思っております。(P.113) これはYou Tubeに出た新しい西尾先生の焚書図書開封: ここに著者自らが自書を朗読されている部分がある。上のTel Quel Japon過去記事に引用した部分と完全に重なる。今回はその中から特にP.113からの引用部分を強調したい。上の太字部分である。 たとえば、この番組にしても捏造歪曲部分は当然強く抗議すべきであるが、番組のテーマである(日本右傾化)に関する報道にまで、何もビビることはない。むしろ、いまならたとえば尖閣上陸に同行させて撮影させ、海外に日本の主張をもっともっと届けるべきだ。史実を世界に発信する会、の論文はこういう海外の番組を通して拡散させるべきだ。そういう意味でFrance5のこの番組はいいヒントを与えてくれた。 また自分たちの歴史を知るということも重要で、その上で肯定するならば、こんな写真にビビることなど全くない。日本でなされた原爆の開発事実だって、公にすればいい。戦争に勝とうと努力すること、どこの国も即ち武器を使って人を殺し、相手の国土を破壊する、戦争はその上に陰謀謀略が加わり、さらにマインドコントロールによる感情構築、思想形成まで用いられる。日本人は戦争において、やられた部分を知らな過ぎる。戦争の本質を知らな過ぎる。 彼らはこんな番組で、日本人をへこませるつもりだろうが、自分たちの歴史を肯定し、決して悪びれないならば、目を覆うべきところなどどこにもない。あるのは、捏造歪曲のある解釈・解説部分である。これを火の玉のようになって怒れ、と言いたいところだが、その根っこには、常に他国に媚を売る権威に満ちた勘違い日本人が存在するのだ。いままで、手紙や電話や新聞を使った抗議もいつも空振りに終わってきたのはそのためだ。日本政府はフランスでの番組の放映に中止圧力を一か月以上前からかけていたという話がだ、結局は放映されてしまう。残るのは日本が圧力をかけたという事実?だけだ。こうして番組の正当性の強調、日本側からの表現の弾圧、というもうひとつの印象操作まで、出来上がってしまうのだ。
Tel Quel Japon 過去記事-1 Tel Quel Japon 過去記事-2 Tel Quel Japon 過去記事-3 調査の結果上のイラストはイタリア人GINO BOCCASILE作のイタリアのPropaganda Posterで、絵葉書として残っている、というところまで突き止めた。ただ証拠となる絵葉書(アメリカの兵士が母国に出したもの)のタイミングが問題で、作者もそしてイタリアのプロパガンダ・ポスターだということも、私はまだ納得していない。シチリア戦を詳しく調べようと思っている。今日は教科書に掲載された歌詞に関して、新しい事実がわかったので、その経緯をとりあえず中間報告しておきたい。 ・・・・・・・・・・・・・・ Bruxelles 地の果て、星が輝き 木の下でライオンが吼える、遠い砂漠に、 我々の血で染め上げた日の丸を打ち立てよう。 ヒマラヤの麓に流れるガンジス川のワニをつかみ出そう。 ロンドンの空高く、鯉のぼりをたなびかせよう。 明日モスクワと雪に覆われたシベリヤは、我々のものになるだろう。 孫たちは私たちのために、ギャングたちを追い払ったシカゴに記念碑を建てるだろう。 私たちが死に赴く日が来たとき、死への不安と戦おう。 学校および軍隊で歌われた歌詞(1942年)として、上の歌詞が現在のフランスの教科書にもでているらしいのですが、どんなメロディーがついていたのか、もしわかれば教えていただきたいのですが。そもそも日本人はこんな歌を学校や軍隊でうたっていたのでしょうか? メイルで教えを乞うた先は西洋軍歌蒐集館の辻田真佐憲氏。 辻田 真佐憲氏から はじめまして。辻田と申します。ご質問の件ですが、「八紘一宇」という戯れ歌のことかと思われます。以下に歌詞があります。 歌詞をご覧いただければお分かりのとおり、これは陸軍の学生が戯れに作ったものです。一部では歌われていたのかも知れませんが、一般の軍歌や国民歌のように、全国の学校や部隊で歌われたという性質のものではありません。こういう特殊な歌ですので、その歌詞から日本の国策や国民意識を読み取るのは無理があるかと思われます。フランスの教科書も、随分と面白い素材を持ってきたものですね。なお、リンク先の画像にある、武士が軍艦を斬ろうとしている画像ですが、これは日本製ではなく、当時の盟邦イタリアで製作されたものです。以上、参考になれば幸いです。
「正論」2012年7月号P.162に平成22年1月号に掲載された敦子カロー氏の記事「NHKが関与した恐るべき黙示録」に関する記述があった。この映画は上のように5月16日にTel Quel Japonで取り上げていた映画であったので、少し驚いた。記事内容を探してみた。 正論 過去記事 : 記事全体が転載されているblog : Tel Quel JaponではEpisode04のみを出しているが、たしか全部で06まであった。04に日本の映像が一番多いので、04のみここで取り上げたのだった。全部をどのblogで取り上げたのか、ごく最近のことなのに、すぐには思い出せなかった。filmを見ても出さないでそのまま消す場合も多いからだ。これは作曲担当者が日本人だったので、テーマ曲もポスターも出した記憶があった。 見えない鳥の存在 Blog版:別室の上映会(20) Apocalypse - La 2eme guerre mondiale :Kenji Kawai Apocalypse : Résumé : France2 Programmes :
私はまず戦場記録班の仕事ぶりに圧倒された。想像を絶する貴重な記録である。ナレーションに関しては、私の記事に記したとおりである。Tel Quel Japonにはfilm-Episode4を置いただけでコメントを一切入れていないのはそのためだ。全部を見ることにもまた意味がある。それは第二次世界大戦をいつまでも日中に偏らないトータルな観点から見るためにである。私の父は戦史研究家であったので、これがどれだけ貴重な記録かよくわかるのだ。動く山下奉文大将と動くアーサー・パーシバル中将が歩み寄って握手をしている。(日本がプロパガンダfilmとして撮影したとナレーションでは言っているが、戦後生まれの私は初めて見る)藤田画伯が戦場画家として絵筆をとっている映像もある。すでにTel Quel Japonでは記事にし映像も入れたが、Doolittle's RaidersがHornetから飛び立ちTokyoを爆撃する映像もあれば(pilotは全員帰還したという間違った記録が多い中で)数人は日本で逮捕され処刑されたという事実も明らかになる。数え出したらきりがない感涙ものの映像がたくさんある。 私がEpisode4を置いたのは、日本がどんどん勝ち進み進軍の矢印が次々に拡大していくのをみる快感があったからだ。日本軍の「バンザイ」の大合唱が聞こえる。自虐史観で打ちひしがれた同胞に、戦いに勝ち整然と壮大に侵攻する場面をお見せしたかった。じつに堂々とした戦いぶりである。日本軍はチンギスハーンでもなければ、アッチラでもない、まして猿でもない(ミズリー号艦上に現れた日本団をさして「洋装した猿の一団」だというナレーションをいれたfilmを以前に見たことがある。話が長くなるが「猿の惑星」の猿は昔の日本軍をcaricatureする映画である)、この映像で真の人間としての日本人の決して西洋に劣らない強さを見せつけなければ、また「勝つ日本軍」を同胞にお見せしなければ、日本は戦後の日本人にとって、敗戦ししょぼくれた「悪の枢軸国」に永遠に固定化されてしまう。そう思った。またこれはFrance2が精鋭を集め時間をたっぷりとかけ制作した名誉を賭けた6時間の特番である。その音楽を日本人が担当したこと、この喜びも文字を少し大きくしてリンクを貼ったことのもうひとつの理由である。 /////////////////////////////////////////