
William Stephenson: Wikipedia
上の美男子はご存知007 James Bondのモデルといわれている、スパイの範疇を超えたスパイ William " Intrepid" Stephensonだ。以前文庫本で「Intrepidと呼ばれた男」を読んでみたが、たいして興味を抱けなかった。日本との関連が無いように感じた。ところが(今の段階では)単なる推量に過ぎないが、大いに日本と関わりあったスパイだと思っている。今日はまず紹介を。なにしろ007になるくらいのもはや伝説上の人物なので。(それらしく銅像もある)

William " Intrepid" Stephenson-1
William " Intrepid" Stephenson-2
William " Intrepid" Stephenson-3
William " Intrepid" Stephenson-4
William Stephenson,
British Spy Known as Intrepid, Is Dead at 93
以下はWikipediaより抜粋
つまりDonovan(William Joseph Donovan)はStephensonに教育されその指導のもとにOSSという組織を創設した。OSSはCIAの前身なので、時にCIAは元々イギリスが作った組織である、と言う人がいるのはそのためだ。Stephenson was soon a very close advisor to FDR, and suggested to Roosevelt that he put Stephenson's good friend William J. 'Wild Bill' Donovan in charge of all U.S. intelligence services. Donovan founded the U.S. wartime Office of Strategic Services (OSS) which eventually became the Central Intelligence Agency (CIA).
ここにさりげなく出てくるDrew Pearsonに前から注目している。Drew PearsonはJoseph R. McCarthyやJames Forrestalに関連して登場する見過ごせない(嫌な)ジャーナリストだ。いつかまな板にぜひとも乗せてみたいと思っている。(参照:Drew Pearson)Under Stephenson, the BSC directly influenced U.S. media (including the writing of American newspaper columnists Walter Winchell and Drew Pearson) and other media in the hemisphere towards pro-British and anti-Axis viewpoints.
StephensonがChurchillとRooseveltのコミニュケイションを引き受けていたことは、多くの資料に出ている。そこでこのシーンを思い出していただきたい。(蒋介石とRooseveltの通信をLattimoreが担当したように、ChurchillとRooseveltの通信はStephensonが担当している。) 参照:日米開戦を回避せよControversial historian David Irving, in Churchill’s War, reveals evidence of a secret communications link between Roosevelt and Churchill that was run by the FBI but controlled through Stephenson’s office.
ChurchillからRooseveltへの電報は1通や2通ではない。しかも驚くべきことに蒋介石からの電報と同じ内容である。蒋介石もChurchillもアメリカの対日参戦を強引に望んでいた結果である。Stephensonはイギリスのスパイである。Churchillの意を汲まないわけが無い。11月25日の夜、イギリス首相チャーチルからルーズベルトに、1本の電報が届く。「もし中国が崩壊すれば、私たち共通の脅威は著しく増大するでしょう。アメリカは中国の立場を十分考慮した上で、政策を実行することをイギリスは期待します」。
William " Intrepid" Stephensonは活動・行動範囲が特に広域で、核心までなかなか辿り着けない。何度も何度もとり上げることになるかもしれない。今日はとりあえず紹介のみ。Churchillの為に動いたと言うより、むしろChurchillより上にいたかもしれない。(つづく)
・・・・・追記:2011年11月19日・・・・・
Intrepid.com: